肝臓癌 5年 生存率

さまざまな癌のなかでも肝臓癌の5年生存率が低い理由とは

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癌は早期発見、早期治療が完治の重要なポイントとされています。
自覚症状がほとんどなく、見逃してしまうことが多い肝臓癌は、あらゆる癌のなかでも5年生存率が低いとされています。
その理由や進行状況について説明します。

 

 

【2つの肝臓癌】
一般的に肝臓癌には、他の臓器から転移した転移性癌と肝細胞そのものに癌が発生した原発性癌の2つに分けられています。
原発性の癌が比較的予後が良好なのに対して、転移性癌は、予後が悪い傾向にあり、発症、診断からの余命が短くなることがあります。

 

 

【肝臓癌の5年生存率】
肝臓に生じた癌だけでなく、癌全体の予後を示す目安として5年生存率がよく使われることがあります。
肝臓に生じた癌は、さまざまな癌のなかでも5年生存率が高いとは言えず、ある調査によると、初期段階であるステージTでも約半数の方の余命が5年を切るという結果が報告されています。

 

 

【肝臓癌のステージ】
肝臓に生じる癌の数、大きさ、血管浸潤の有無などによって、ステージT〜Wの段階があります。
リンパ節に転移がみられるステージV、他の臓器まで転移がみられるステージWなどになると余命数ヵ月となることも多くなります。

 

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【余命の短い肝臓癌】
一般的に肝細胞が癌に侵されることでおきる癌は、再発の可能性が高いものであり、外科手術で完全に切除しても、約80%が3年〜5年の間に再発すると言われています。
慢性肝炎や肝硬変という段階を経て癌になるため、一部を切除しても残された肝臓はほとんど機能が低下しており、すぐに新たな肝細胞癌が発生することも、5年生存率が低いことと深い関係があります。

 

 

【治療法によって異なる生存率】
肝臓癌は、治療方法によっても、施術後の生存期間に違いがみられます。
局所療法においては、エタノール注入法やラジオ波焼灼術によるものが約60%、肝動脈塞栓術によるものでは、約40%となっています。
最も5年生存率が高いものは、生体肝移植で約85%とされています。
これは、全ての肝臓を摘出して健康なドナーの肝臓の一部を移植するため、再発リスクも抑えることができることによるものです。

 

 

【肝臓癌にならないために】
肝臓に生じる癌の多くは、いきなり癌になるものではなくその前段階があります。
慢性肝炎や肝硬変という段階でも肝機能が著しく低下している可能性がありますが、なるべく早期に治療を開始すること、また、根本原因とされる肝炎ウイルスの感染の有無を定期検査によって常に観察することが大切です。

 

肝臓癌は、慢性肝炎や肝硬変などの肝臓疾患を経て発症することが多いため、早期発見して手術で切除しても、残った肝細胞に新たに癌が再発しやすいとされています。
さまざまな癌のなかでも5年生存率が低いとされるため、肝炎ウイルスの検査を定期的に受診することが大切です。

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